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鑑賞者の眼

気分が滅入りそうな天気が続きますね。

館蔵品展を年数回という周期でやっていると
何回目かのローテーションでまたこの作品を
だしてくるかと、本人の中では見慣れている
分、正直飽いた気分になることがあります。

今朝ご来館いただいた年配のご夫婦のコメ
ントを伺って、目の覚める思いでした。

曰く「この地域(雪国)に住み続けてきた先達
の忍耐強さが作品から溢れている!」

「私は絵をやっていますが、強い感動を頂いた」
と興奮ぎみに感想を語られた。

こんな作品の鑑かたもあるのかと傾聴しました。

のしかかってくるようなねずみ色の空も受け取り
方次第で、作品を育む風土として固有の意味を
もつものなのだということですね。


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